2017.10.29 Sunday

生まれ変わった父の思い出デスク

0

    今回は、お父様の形見のデスクについてご相談をいただいたお話です。

     

    それは亡くなられたお父様が40年程前、小学校に入学するお客様のために作ってくれた手作りのデスクだそうです。

    お客様そしてお子様もずっと使い続けてきましたが、最近天板の塗装がベタついてしまったのと、小さめのサイズで使いづらいので買い替えようと思ったそうです。

    でも、形見と思うと捨てるのも忍びなく何とか形を変えてでも使う方法はないものか、とのお話でした。

     

    実物を拝見したところ塗装は傷んでいましたが、それ以外の引き出しなどもスムーズに動き、全く支障ありません。

    お父様は物理学者だったそうですが趣味で木工をされていたと聞いて、その玄人はだしの腕前にビックリ!

     

    そんなわけで、引き出し部分を活かして書類などを入れるチェストにリメイクすることをご提案しました。

     

    天板は電動丸ノコで加工できましたが、その他の部分は電動工具が使えないので、全て手のこぎりで加工。

    カット面を平らに仕上げる際も電動工具は使わず、手でヤスリ掛けをして丁寧に仕上げました。

     

    敢えて経年変化の風合いを残したチェストが出来上がりました。

    大引きの引き出しは書類入れとしてお使いになるとのことで、そのままお届けし、余すことなく再利用しました。

     

    「一時はこのまま捨ててしまおうかと思ったデスクが、こんな風に形が変わるなんて。また父の思い出と共に過ごせます!」と、とても喜んでいただきました。

     

    当ショップはこのような家具のリメイクも承っております。

    思い出の家具を活かせる方法をご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

     

         ヒロシ

    2017.09.11 Monday

    思い出の詰まった小さなミシン椅子

    0

      今回は、お客様宅へ修理したソファを納品に伺った際に、これも修理して欲しいと依頼を受けた、椅子のお話です。

       

      それは、お母様がずっと使われていたミシン用の小さな椅子でした。

      お母様は26年前に亡くなられたそうですが、思い出の椅子なので捨てるに捨てられず取っておいたそうで、

      この機にまた使えるようにしたいと思ったそうです。

       

      私の母親もそうでしたが、当時のお母さんたちは、嫁入り道具の足踏み式ミシンで子供達の服を作ったり繕ったりしていたものです。

      お客様のお母様もこの椅子に座り、夜遅くまでミシンをカタカタと踏んでいたことでしょう。

       

      修理前の写真を取り忘れてしまいましたが、座面はボロボロで無残な姿でした。

      たぶん終戦直後の物のなかった時代に廃材を流用して作ったのでしょう、裏には文字の書かれた板が使われていました。

       

      ウレタンもなかった時代なので、詰め物としていろいろな布切れ、干し草やワラなどが入ってました。

       

      今回は座面の張り替えのみなので、生地は少量で済みます。

      元と同じような生地がちょうど手持ちであったので、生地はサービスさせていただきました。

      座面を調整しウレタンチップを詰めて、元のように飾りの鋲留めをして修理しました。

       

      また座れるようになり、お客様にも大変喜んでいただきました。

      これからは息子さん、そしてお孫さんのサイドチェアとして大切に使われるそうです。

      椅子も、いつもご家族の傍らにいられて幸せですね。

      お母様の思い出の品を修理させていただき、私もとても幸せで温かい気持ちになりました。

       

      当時の雰囲気を残しての修理もできますので、思い出の家具を直したいと思ったらどうぞご相談ください。

       

         ヒロシ

      2017.08.10 Thursday

      大きなスッキリTVボード

      0

        先ごろ納品させていただいた港区・G様邸のご紹介です。

        以前に小物家具をオーダーで作られて今回は2度目のオーダー、新居にお引越しされたのを機にTVボードを制作したいとのことでした。

        拝見したところ広さのあるリビングルームなので、壁面収納タイプと低めのタイプの2プランをご提案し打ち合わせを重ねた結果、出来るだけ圧迫感がないような高さで製作となりました。

         

        ●TVボード W3300×D450×H920mm

        幅が3m30cmと大間口のTVボードです。

        シンプルなデザインですが、テレビ台のほかに飾り棚とリビング収納棚を取り入れています。

        取手金具のないすっきりした扉に直線的な横流れの木目で、モダンな高級感を漂わせました。

        b49efb4c0425d829aa706bb858019027-1.jpg

        TVの下の扉内にはブルーレイやアンプなどが入っていますが、当ショップが得意とする扉を開けなくてもリモコンが使える工夫がしてあります。

        TVアンテナ線や電源などは、外にコードが出ないように家具の中から直接引き込んでいます。

        また、家具で隠れてしまうコンセントは、家具の前面下部に移設し使えるようにしました。

         

        8ー20170806_1706596.jpg

        左側は、上部にダウンライト内蔵の飾り棚にしました。

        最初から奥さまのご趣味のバカラのコレクションを飾ることを決めていたので、設計ではガラス棚、ダウンライト、ライトの外部スイッチなどにも配慮しました。

        余計なものが目に入らないようにしたことで、バカラのグラスの美しさが引き立つ落ち着いた雰囲気のキュリオケースになっています。

         

        あえて低い家具にしたことで圧迫感もほとんどなく、「スッキリしていて上品です!」と、喜んでいただけました。

        飾り棚を組み込んだTVボードはオーダー家具ならでは。

        気に入っていただきとても嬉しい限りです。

         

        こんな家具にしたい、こだわりの家具のご希望がありましたら、是非ご相談ください。

         

              ヒロシ